31歳で結婚し、34歳で初めての出産。
なかなか子供ができずに毎月悩んでいたはずなのに、
ようやくママになれたときに、
喜びと同時に頭がいっぱいになったことは
「仕事どうしよう」でした。
形になってきたプロジェクト、3年越しで決まった海外出張。
妊婦だから働けなくなったと思われたくなく、6カ月まで毎日ほぼ終電で帰る日を続け・・・。
結果、切迫流産・早産の危険性で7カ月目から休職。
妊娠を告げてからも「10月9日まで働きます!」と言っていた現実は、
まったく別のものになってしまったのです。
出産後は、妊娠中が安静で動けなかった分、反動のように出かけるように。
子育て広場や色々なクラスがある子育てサロンなど、毎日のように出かけ、
ママ友も多くできました。
同時に子供を抱えながら仕事に復帰することに悩み始め、
子供がいることがメリットになるような働き方を模索するように。
また、「ママ」という共通のキーワードが、今までなかった大きな共通点であることに気づきました。
ママになってみないと理解できなかったこと多くあることもわかりました。
日中に時間があるのに、子供が起きている限り何もできない。
自分の時間がこれほどにもないものかと、苦労や大変さを実感・・・。
休み中の時間を有効に使おうと勉強を始めるものの、通学は子供がいるため厳しく、
家で通信教育を受けるものの夜中しか勉強の時間がなく苦労しました。
子育てサロンはベビーマッサージやベビーヨガなどはあっても、
ママのためのお稽古ごとができる場所はとても少ない。
ましてや子供を連れていける場所はもっと少ない。
英会話や茶道、編み物教室…もっと通えることがあれば良いのにと思うように。
そういう気持ちを友人に打ち明けると、
同じ気持ちになっている人が多くいることを知り、このような場があれば良いなと感じはじめたのです。
ママがいつまでも「自己探求」できるように、自分の学びや、親子で楽しく学んだり、
たくさん輝けるようなお手伝いができれば良いなと思っています。
*)厚生省の統計によれば、平成24年の初婚年齢の平均は29.2歳、第1子出生時の平均年齢は30.3歳。
平均初婚年齢は東京がいちばん高く30.3歳。結婚や出産が30代になったことは、多くの女性が20代を仕事や勉強、趣味など、
自分に時間とお金を費やすことができていたことでもあり、そのため、妊娠や出産、育児で急に自分の時間がなくなったことに対し
て、不安や焦りを感じる女性が多いようだ。